「子どもが年少さんになったら働き始めたいな~」そんな考えを持っていた方も少なくないはず。
しかし、子どもの発達がゆっくりだと、実際に働きだすタイミングや働く場所などに頭を抱える方もいるのではないでしょうか。
想像していたより大変な子育てに疲れて、外に出て働くことがだんだんと億劫になってしまうこともありますよね。
そんな発達ゆっくりさんを育てるママはこれから先も働くことが難しいのでしょうか?働くことはお金だけでなく、自分の人生においても大切な要素ですよね。
当記事では、発達ゆっくりさんを育てるママが働けない理由を明らかにし、解決策をご紹介します。
発達ゆっくりさんママはどうして働けない?
発達ゆっくりさんを育てていたら、働くことって難しい。
どうして働けないんだろう??
発達ゆっくりさんを育てるママが
働けない理由を解説していくよ。
子どもにケアが必要
発達ゆっくりさんは、日常生活において個別のサポートが必要です。
身辺自立1つとっても、食事・着替え・トイレ・お風呂・寝かしつけ・・・考えただけでも、日々たくさんのサポートをしているはずです。食事や寝かしつけに数時間かかってしまうことも少なくないでしょう。
また、コミュニケーションスキルの成長がゆっくりであれば、意思表示が難しく、思うようにいかないことに癇癪を起してしまうかもしれません。
ケアが必要であるということは、発達ゆっくりさんママは一日の大部分の時間を子どものケアに費やしているという訳です。
自分の子どもなので育児をするのは当然とはいえ、やはり発達ゆっくりさんママの負担はとても大きいですよね。
子どものケアが減るまでは、働くことを難しいと諦める方も少なくないでしょう。
サポート不足による時間確保の難しさ
幼稚園・保育園・療育園など進路はさまざまですが、いざ預けて働こうと思うと、勤務時間が確保できないことも少なくありません。なぜなら、発達ゆっくりさんには制限がある場合が多いからです。
加配が必要であったり、療育園の預け時間が短いなど、様々な制限が生じます。「給食が食べられなかったからお迎えに来てください」なんてことも実際にあるみたいです。
保育園と療育を併用している方は週に1~2日送り迎えでつぶれてしまうなんて方も少なくありません。
発達ゆっくりさんを受け入れている枠自体が不足している地域もあるため、そもそも預けることが困難な場合もあるでしょう。
父親や祖父母のサポートが手厚ければ、働くことができるかもしれません。しかし、夫が激務であったり、両実家が遠かったりする場合には、働く時間を確保することが難しくなります。勤務先との条件が合わず働けないこともあるでしょう。
心身の負担が大きい
発達ゆっくりさんの育児は、精神的・肉体的にとても負担が大きいものです。
じっと座っていることが難しい子であれば、ママは危険がないよう後を追い、行動を監視する必要があります。また、こだわりが強く癇癪が激しい子であれば、癇癪が治まるまで耐えるなど、なかなか精神的にきついものがあります。
常に気を張っている状態が続くため、疲労が蓄積しやすいです。そのため、一人の時間が取れた時には、とにかく心身の回復を第一に考える方が多いのではないでしょうか。
自分のリフレッシュもままならない状態であれば、とてもじゃないけど働けない!という気持ちになるのも当然です。
自己犠牲と罪悪感
「自分が産んだ子だし、自分で面倒を見るのが当たり前」そういった気持ちから、自分自身の生活やキャリアを犠牲にするママは少なくありません。
また、発達がゆっくりが故に手がかかる子を、他の人に預けることに抵抗を感じる方もいらっしゃるでしょう。
仕事を再開しても、「子どものケアが十分にできていない」と悩み罪悪感を感じることがあるかもしれません。
発達ゆっくりさんのママは、子どもの安全を第一に考え行動しています。そのため、自分を犠牲にしてしまったり、ケアが行き届かないと罪悪感を感じることが少なくありません。
働けないけど働きたい!解決策は?
働けない理由はさまざまだよね。
どうやったら働けるのか具体的に知りたいな。
ここではおすすめの働き方を紹介します!
時短勤務
フルタイムで働いていた方で、育休中の場合は時短勤務を検討してみてもよいでしょう。
会社により規定はありますが、子どもが一定の年齢に達するまで時短勤務を認めている会社もあります。
子どもが通園先で安心して過ごせる環境が整い、楽しく通園できるまでは、復職せず様子をみたり仕事の時間を短縮してケアの時間を作るようにするとよいでしょう。
時短勤務には、会社の理解が必要不可欠です。これまで貢献してきた会社でこれからも働き続けたい希望があるのであれば、時短勤務など会社の制度を利用しながら、様子をみてもよいでしょう。
公的支援の活用
働かないと経済的に余裕がないという場合には、障害児福祉サービスを利用してみましょう。児童発達支援センターや特別支援学校などのサービスを利用することで、子どものケアをサポートしてもらうことができます。
未就園児であれば、ファミリーサポートを利用するのも1つの手です。一時預かりサービスを利用するなどして、その時間を仕事に充てることも可能です。
サポートを利用する際は、子どもが安心して過ごせるように準備をしておくとよいでしょう。初めのうちは慣れるために短い時間からサービスを利用してみましょう。その際、子どもの特性などを保育士さんへ伝えておくと安心です。
サポートを利用した時は、ママが息抜きすることも大切です。子どもが慣れてきたら、預け時間を長くしていき仕事への時間へあてていきましょう。
(これらの制度はお住まいの地域によってルールが設けられている場合があります。お住まいの地域でどのようなサービスが受けられるか確認してみましょう。)
スキルアップと再教育
育休でブランクが生じると再就職が難しかったり、復帰に不安を感じたりすることもあるでしょう。
自宅にいながら新しいスキルを手に入れたり、資格取得を目指してみるのもおすすめです。スキルや資格を得ることで、就職の幅が広がり就労条件を拡げることができるかもしれません。
オンライン学習を利用すれば、子どものお昼寝の時間や一人遊びをしてくれている隙間時間に知識やスキルを取得することができます。
夫や祖父母の協力・自治体のサポートを活用しながら、資格取得に挑戦してみるのもよいでしょう。
新しいキャリアのためなら、周囲の協力も得られやすいでしょう。
また、転職活動を視野に入れているのであれば、ハローワークなどで提供されている職業訓練プログラムに参加することもおすすめです。プログラムに合った職業の紹介を受けることができるかもしれません。
在宅ワーク
発達ゆっくりさんママにおすすめの働き方が在宅ワークです。
在宅ワークと一言で言っても、仕事内容はさまざまです。
Webライター・Webデザイナー・デジタルマーケティング・プログラミング・カスタマーサポート・オンライン事務・カスタマーサポート・・・・
挙げればきりがないくらいに職種はありますが、どれも難しそうなイメージがありますよね。職種によっては専門知識やスキルが必要で、スクールなどで学ぶ必要があります。
私は、この中からwebライターの仕事を選びました。
webライターのメリットは、パソコンとウェブ環境さえあれば始められるということです。仕事を獲得するまではなかなか大変ですが、実績を積むことで、収入アップが見込めるという点も惹かれたポイントです。
前職は看護師をしていました。
医療知識や経験を活かしたライターなら挑戦できるかもと思い
ライターを選びました。
「何にも資格なんてないよ」という方もいるかもしれませんが、今当たり前のように毎日行っている家事・育児も大切な実績です。
そういった経験を活かせる仕事や職種もたくさんあるので、在宅ワークは挑戦してみる価値はあると思います!
これまでと違う働き方に目を向けてみよう!
発達ゆっくりさんを育てているママは、時間確保の難しさや心身の負担により働くことが難しい場合も少なくありません。
これまで通りには働けないという現実はありますが、働き方を変えれば仕事はできます。
スキルアップや再教育をし、在宅ワークへ繋げられれば、長期的にも自分のペースで働くことができ、子どものケアがしやすくなります。
働き方を変えて、新しい人生を始めてみませんか?