3歳を過ぎるとトイトレに悩む方は少なくありません。子どもだけでなく親にとっても大きな試練ですよね。発達ゆっくりさんであればなおさら悩むところです。
「トイトレは夏がいい」なんてよく聞きますが、そもそもどうしてなのでしょうか?
発達ゆっくりさんがトイトレを始めるのにいいタイミングや、成功させるポイントをご紹介します!
今年の夏は、水あそび用オムツを卒業して、思いっきりプールや水あそびを楽しみましょう!
どうしてトイトレは夏がいいの?
そろそろトイトレ始めた方がいいのかな・・・
トイトレは夏がいいって聞くけど、理由はあるの?
夏のトイトレがおすすめの理由を解説します!
着替えが楽
夏は薄着になるため、子どもがトイレに行くときの衣服の着脱が簡単になります。暑がりな子どもであれば、家の中でもおむつだけで過ごす子もいるのではないでしょうか。
衣服の着脱が簡単であれば、トイレに行くことに対する抵抗感が少なくなり、成功体験を得やすくなります。
洗濯が楽
夏は気温が高いため、洗濯物がすぐに乾きます。トイトレ中は失敗することもあり、洗濯の回数が一時的に増えることも少なくありません。
衣類だけでなく、布団やラグなどが汚染してしまった場合でも、洗濯して乾くまでの時間がかかりません。
こまめに洗濯できれば、清潔な環境が保ちやすくなります。
体調を崩しにくい
トイレに間に合わず失敗してしまった場合にも、暑い夏であれば、体が冷えにくく風邪をひきにくいです。
体調を崩しトイトレが中断してしまうといったことも避けられます。
健康あっての身辺自立なので、体調を崩しにくい夏はトイトレに向いている季節です。
活動的な季節
夏は外で遊ぶ時間が増えたり、子どもは朝も早めな時間から活動をし始めます。
体をしっかりと動かすことで、子どもの発達が促進され、トイレの感覚をつかみやすくなることがあります。
発達ゆっくりさんがトイトレを始めるには?
発達がゆっくりな子はトイトレを始めるタイミングが難しい。
いつがおすすめ?
発達ゆっくりさんのトイトレのスタートを
見極める方法を紹介します。
身体の準備はできてる?
どれだけ親が準備を揃えても、子どもの発達が追い付いていなければ成功は難しいです。
排尿間隔が2時間程空き、膀胱や腸のコントロールがある程度できていることが、トイトレをスタートさせる目安です。
また、子ども自身が排泄という感覚を理解しているかどうかも大切です。
オムツ内で排泄をした場合でも、オムツを脱いだり、気にしたりする様子があれば、排泄の気持ち悪さは感じていると判断できます。排泄以前に股を抑える様子や人気のない所に隠れてする様子などがあればしっかり感覚が理解できているといってよいでしょう。
意思表示ができる?
意思表示が難しくできるかどうかは発達ゆっくりさんにとって非常に大きなポイントです。特に言葉がなかなか出ない子は、意思表示をすることが難しいです。
意思表示が難しくても、排泄前に感覚があるようであればトイトレを始めてもよいでしょう。定期的に促し根気強くトイトレを進めていきます。
その場合は親の負担が大きくなることを忘れないようにしましょう。そのため、親の心に余裕があったり、お盆休みなど大人の人数が揃うときに始めてみるのもいいかもしれません。
言葉で意思表示するのが難しい子には、サインや合図を決めて進めていくのもよいでしょう。
専門家のアドバイスは?
普段預けている保育園・幼稚園の先生や、医師などの専門家のアドバイスを参考にするとよいでしょう。
発達ゆっくりな子の特性や発達状況に応じたアドバイスを受けられれば、最適なタイミングや方法が見つかるかもしれません。
発達ゆっくりさんを何人も見たことがある保育士さんであれば、経験談なども交えて具体的な方法やアドバイスが受けられるかもしれません。
発達ゆっくりさんが夏にトイトレを成功させるポイント
タイミングがいいなら夏にトイトレを成功させたい。
発達ゆっくりさんがトイトレのポイントが知りたい。
発達ゆっくりさんが夏にトイトレを
成功させるポイントを紹介します。
柔軟な対応
「本気出したら1週間でできた」なんて聞くこともありますが、鵜呑みにしないようにしましょう。
これまで3年近くオムツで排泄をしてきた子がいきなりトイレで排泄を成功させることはとても難しいことです。排泄方法を変えることは、子どもにも親にもストレスが大きくかかります。
そのため、状況に応じて一時的に中断することは悪いことではありません。
無理やり進めることで、子どもにもプレッシャーがかかり、トイレ自体が怖くなったりする可能性もあります。
発達ゆっくりさんのトイトレは焦らず、柔軟な対応を心がけましょう。
日々のルーチンにトイレを入れる
発達ゆっくりさんの中にはルーチンが崩れることを嫌がる子も少なくありません。そのため、日々のルーチンの中に少しずつトイレを入れ込んでいきましょう。初めは強い拒否を示す子もいるかもしれませんが、根気強く進めます。
起床後・食事の後・出かける前・おやつの前・お風呂の前・寝る前など、まず子どもが受け入れやすく、親が確実に行える時間から始めていくとよいです。
おやつの前のトイレは、「行けばおやつが食べられる」と認識しやすいため、子どもも行動に移しやすいです。
慣れてきたら一つづつトイレに行くタイミングを増やしていきましょう。嫌がるからといってタイミングをバラバラにするとなかなかルーチン化しにくくなってしまうので注意しましょう。
視覚的支援を導入する
発達ゆっくりさんの中には、視覚優位の子が少なくありません。視覚優位の子は、耳から聞いた情報よりも、目から見た情報を処理するのが得意です。
そのため、親や先生の「トイレ行くよ!」の声掛けよりも、絵本や絵カードでトイレを理解した方が、すっと行動に移せることもあります。
言語理解が難しい場合には、事前に絵本などでトイレの手順やタイミングを教えておくのがいいかもしれません。絵本や絵カードで慣れることもトイトレの大きな一歩です。
親子ともに準備ができているか
どちらか一方の準備ができたからといってトイトレは成功しません。
特に子ども側の身体と心の準備が肝心です。
周囲と比べると親は焦ってしまうこともありますが、「オムツはいつか取れる」とどっしりと構え、その時を待つようにしましょう。
ストレスを溜めながら行うトイトレは親子ともに辛いものになってしまいます。焦らずタイミングを待つことも大切です。
夏のトイトレは有効!発達ゆっくりさんは子どものペースに合わせて!
夏のトイトレは誰にでも有効な時期です。親子ともに身体と心の準備ができているのであれば始めてみましょう!
発達ゆっくりさんであっても夏のトイトレがおすすめなのには違いありません。しかし、何より子どものペースに合わせることが大切です。
トイトレ1つとっても、両親だけではなく周りの協力を得るようにするとよいでしょう。視覚優位な子に対しては、絵カードや絵本なども有効です。
周りと比べて焦る必要はありません!!ゆっくりと準備を整えながら、子どものペースで始めていきましょう!